ショック・・・耳まで老化
まえがたり
-------------
妻から,「コブクロのアルバムをMPプレーヤーに入れよ」とのお達しがあり,それも「できるだけよい音で」とのご要望だったので,ビットレートを320kbpsにしたら,入りきれなくなってしまった。
で,すでに入っている曲で,飽きちまったものを消して,なんとか納めたわけだが,その際,「どうして入りきれないの?」と聞かれたわけだ・・・
(デジタルオーデオの基礎知識)
音楽(に限らないが)は,楽器やら人の声やらといった様々な音(周波数)が合成され,それが連続して人間の耳に届くことによって人間に認識される。
デジタルオーデオでは,ある特定の時点の周波数とその強さを記録し,その記録を,時系列に沿って連続して再生することで,音楽(に限らないが)として再構成している。
1秒間に記録する頻度をサンプリング頻度(周波数)といい,CDの場合44kHz(4万4千回)となっている。
なぜ,44kHzかというと,人間の耳が聞こえる周波数の上限が,せいぜい22kHzまでなので,その2倍と定められたもの。
(なぜ2倍かというと,コンピュータはサンプリングレートの1/2以下までの周波数の音までしか再現することができない(ナイキストの定理( Nyquist's theorem ))ため)
音の強さの方は,サンプリングサイズといい,CDの場合,16bit(2の16乗だから,65536段階)となっている。
ここで,CDに録音された音楽の,1秒あたりのサイズを計算すると,
44100( Hz )× 16 ( bit )× 2 ( ch )= 1411200 ( bit/sec. = bps )(≒ 1.4Mbps )となる。
5分の曲なら,1.4*60*5=420Mbit=52.5Mbyte となる。
700MBのCDなら,14曲弱の音楽が入ることになる(ベストアルバムなどは,こんなものですね)。
さて,このようにデジタル化した音は,様々な用途に使われる。
音楽の場合は,できるだけよい音質が求められる(とはいえ,ほとんどの場合,ソースはCDだから,CDの音質を上回ることはできない)し,会議の録音などは,内容がわかればいいのだから,低音の張りや高音の伸びなんて余計な要素となる。
また,データ量としても,大きくなればなるほど,メモリは必要になるし,お金もかかる。(パソコン通信の時代に,データの量によって通信費が変わるパケット通信なんてものがありましたが,今でも携帯電話はパケット単位の従量制ですね・・)
そこで,用途に合わせて(1秒あたりの)データ量(これをビットレートという)を先に決めてしまい,それに合うように元のデータを切り捨ててしまう技術(MP3とかAACとかWMAとか・・・)が出てきた。iPodをはじめとするMPプレーヤも,その延長上の製品である。
元のデータのどの部分をどのように切り捨てるか,は,それぞれの技術の規格によるが,大体は,ほとんど人間の耳に聞こえない,高い音をカットしてレートを稼いでいる。
で,今回の場合,本来1秒間に1.4Mbitあったデータ(CDの計算式を参照)を,0.3Mbit(20%)に落としたわけだが,従来はさらに低い,0.19Mbit(14%)に変換していたわけだ。
-------------
ここから本題
-------------
で,ここで,「人間の耳にはほとんど聞こえない高い音」は,私(妻)にとっては,どのくらいの音なのか,調べてみた。
http://masudayoshihiro.jp/software/mamimi.php
可聴周波数域チェッカ(画像)
がびーん
なんと私は,13000Hzどまり,妻が17800Hz,息子に至っては20300Hzまで聞こえるらしい・・・
・・・・・・・・・・ショックだ・・・
(参考)
ちなみに,一般的なサンプリングレートと音質の関係は
11kHz ( 11025Hz ) 電話並
22kHz ( 22050Hz ) AM ラジオ並
33kHz ( 33075Hz ) FM ラジオあるいは TV 並
44kHz ( 44100Hz ) CD ・ MD 並
48kHz DAT ( CD の原版などに使われる)並
http://www.shonan.ne.jp/~hiro-s/pages/MSP_doc/digiaudio_03.html
デジタル・オーディオの限界 サンプリング・レートとナイキスト・レート

