2008年7月10日

株券の電子化(ペーパーレス化)の概要について,まとめてみた

p_contrivance_2.gif株券の電子化(ペーパーレス化)の概要について,まとめてみた。

基本的に,証券保管振替機構(ほふり)のHP上の記述に従っているが,
三菱UFJ証券 などの方が,わかりやすいようだ・・・

簡単に言えば,株券をなくして,株主をデータベースで管理しよう,ということですな・・


○日程
「株券の電子化を規定する法律」が改正され、上場会社の株券は2009年(平成21年)6月までの一定の日(一斉移行日)に一斉に電子化(ペーパーレス化)される
 実務界では,「株券電子化実施目標日」を2009年(平成21年)1月とし、現在、関係者において振替事務のシステム及び移行スキーム等の検討を進めている

○現行制度での株式の保有は
  1 株券保管振替制度の利用
    株券を証券会社等を通じて〈ほふり〉に預託
    その株券の株式を証券会社等の口座で電子的に管理する方法
  2 株券を株主自身が保管する方法
等がある。

○株券の電子化(ペーパーレス化)は,株式の保有方法を,1に限定するもの

○そのメリットは,
  1券面の保管に伴う紛失や盗難、偽造株券を取得するリスクの消滅
  2株式併合等における株券提出等の手続が不要
  3株式併合や会社の合併等において、お手元の株券を発行会社に提出する等の手続が不要
  4証券取引を迅速かつ効率的に行うことが可能
  5売買の際の株券の受渡しが不要となり、証券取引に係る手間や時間が短縮
  6 発行会社等では株券の発行や管理コスト削減が可能
とされているが,体制側の都合だな・・・

○電子化への移行及び売却までの手続きの流れ
  http://www.jasdec.com/less/less03.html

特別口座がわかりませんね・・

特別口座とは何ですか?
  株券の電子化が実施された時点で、株式の発行会社が株主情報を管理するために設定する口座です。
  自宅や貸し金庫等で保管している株券(タンス株)や、証券会社に預けていても証券保管振替機構(ほふり)に非預託の株券は、株券の電子化に伴い、この特別口座に移管される可能性があります。
  株主の権利は、特別口座で確保されますが、売却する際は証券会社等の取引口座へ株式を振り替える必要があります。(手続きに必要な日数等は、現時点では不明です。)


○預託の仕組み
機構の参加者は、自己の保有する株券等のほか、顧客から預託を受けた株券等を機構に預託する
参加者とは,証券会社、銀行、信託銀行、保険会社、証券金融会社、証券取引所など
参加者は,機構に参加者口座を開設し、預託している株券等について口座残高を有する
顧客は、取引のある参加者に顧客口座を開設し、その参加者を通じて預託する

○保管の方法(保管振替法)
・機構は参加者から預託を受けた株券を、参加者又は顧客ごとに分別しないで混蔵保管する
・機構に預託した株券は,参加者口座簿及び顧客口座簿に記載された株式の数に応じて共有持分権を有するものと推定される
・機構は、参加者が預託した株券について、参加者が自己で保有する分と顧客が預託した分について、分別して参加者口座簿に記載する(参加者とその顧客の分離)
・機構に預託されている株券は、平成19年7月末現在で、約3,053億株
・内国公開会社の発行済株式総数に占める保管残高の割合は、平成19年6月末現在で81.2%
・平成19年7月末現在、保管残高のおよそ64.2%が不所持化

○売買等
・参加者又は顧客が機構に預託している株券を売買した場合や担保に差し入れた場合の受渡しは、機構が備える参加者口座簿や参加者が備える顧客口座簿の振替により処理される


○権利処理
機構は、預託されている株券の名義を機構に書き換える
参加者からの報告に基づき、実質株主を発行会社に通知する
発行会社は、この通知に基づいて実質株主名簿を作成する
発行会社は、実質株主に対して直接、配当金の支払い等を行う

取りあえず,アウトラインです。