2009年1月25日

久々にエクセルを嬲る(珠算1級問題を作る) その2

 息子から苦情がきた。例の算盤の問題集だ。
 
 息子が言うには,
  わり算の答えは,同じ数字が続くことは滅多にない。
  模試や問題集ではちょくちょくあるんだけど,先生は,問題の作り方が下手だ,と言う。
  本番の検定試験の問題では,絶対じゃないけど,滅多にない。
のだそうだ・・・

 具体的に言うと,6桁の値を構成する数字はすべて異ならなければならない,と言うことだ。

 確率的には,前の桁と異なる数字となる確率は,9/10=0.9であり,それが5回続かなければならないから
       1  2  3  4  5  6
          0.9 0.9 0.9 0.9 0.9 =0.9^5=0.59049
となる。
 つまり,6桁の値ですべての桁が異なる数字である確率は,0.6だ。

 で,20問すべての商の値がすべて,桁の異なる数字である確率となれば,
   0.6^20=3.65615844006297E-05=0.00003656158・・・・
 まあ,3万回に1回,と言うことになる。
 
 

 これは難問だ・・・
 ほんとだろうか,と思って確かめてみたら,確かに,第169回から第171回までの検定試験の問題では,すべてクリアしている。
 この検定料は,1回2000円だそうだ。
 一方で,880円の1級の問題集の方は,8回中2回しかクリアしていない。
 
 補数の出現やround()の端数処理を考え合わせると,この確率はさらに2桁下がる。
 
 さすがに問題1枚作る為に,エクセルで300万回のシュミレーションをやる気にはならないので,方針転換をせざるを得ない。
 いまでさえ,1秒に3回ほどしかループが回らない(ユーザ定義関数の使いすぎ)ので,300万回のループには100万秒,すなわち,11日ほどかかる計算になる。
 (画面表示を停止すれば多少は速くなるが,私は,コンピュータが働いている姿を見るのが好きなのだ。ループのカウンタも付けたし・・・) 
 
 と言うわけで,商を人為的に固定してから割る値を乱数で決め,割られる数は,商と割る値を掛けて出すことにした。
 (今までは,商の値は乱数で固定していた。)
 
 商のパターンは,一応3個(上の検定試験の値)用意した。
 
 とはいえ,算盤の計算の論理を知らないので,この方法で作成した問題になれることで,変な癖が付いてしまうのではないか,いまいち不安が残るのである・・・
 
 
 

2009年1月24日

恋ひ恋ひて

恋ひ恋ひて逢へる時だに 愛しき こと尽くしてよ 長くと思はば

戀戀而 相有時谷 愛寸 事盡手四 長常念者

万葉集巻四 (661) 大伴坂上郎女


大伴坂上郎女
 大伴坂上郎女(おおとものさかのうえのいらつめ、生没年不詳)は、『万葉集』の代表的歌人。
 大伴安麻呂と石川内命婦の娘。 大伴稲公の姉で、大伴旅人の異母妹。大伴家持の叔母で姑でもある。
 『万葉集』には、長歌・短歌合わせて84首が収録され、額田王以後最大の女性歌人である。

 13歳頃に穂積皇子に嫁ぐが霊亀元年(715年)に死別。一説に宮廷に留まり命婦として仕えた。この頃首皇子(聖武天皇)と親交を持ったらしく、後年個人的に歌を奉げている。
 その後に藤原麻呂の恋人となる。しかし、麻呂とも早くに死別し、養老末年頃、異母兄の大伴宿奈麻呂の妻となり、坂上大嬢と坂上二嬢を産んだ。しかし、彼とも33歳頃に死別したと思われる。
 その後は、旅人を追って大宰府に下向する。
 帰京後は佐保邸に留まり、大伴氏の刀自(主婦)として、大伴氏の一族を統率し、家政を取り仕切ったのだろう。

 その作風は多分に技巧的でありながらも、豊かな叙情性をも兼ね備えている。しかし、彼女の数多い男性との相聞歌は、恋の歌になぞらえて、彼らへの親しみを表したものであったり、実体験ではないのではないかとも言われている。

坂上郎女の通称は坂上の里(現奈良市法蓮町北町)に住んだためという。

2009年1月23日

戦友別盃の歌 (南支那海の船上にて)

unabaraniariteutaheru.jpg


 言うなかれ、君よ、別れを
 世の常を、また生き死にを
 海ばらのはるけき果てに
 今や、はた何をか言わん
 熱き血を捧ぐるものの
 大いなる胸を叩けよ
 満月を盃にくだきて
 暫し、ただ酔いて勢へよ
 わが征くはバタビヤの街
 君はよくバンドンを突け
 この夕べ相離るとも
 かがやかし南十字を
 いつの夜か、また共に見ん
 言うなかれ、君よ、わかれを
 見よ、空と水うつところ
 黙々と雲は行き雲はゆけるを
 
 
大木惇夫
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%9C%A8%E6%83%87%E5%A4%AB

2009年1月21日

久々に Excel を嬲る(珠算1級問題を作る)

1kyuusyuzan.png 息子が2月に,算盤の検定を受けるのだが,ここのところ調子が悪い。
 自宅でやる練習では,結構な点数なのに,塾で受ける模擬テストになると,点が伸びない。
 聞けば,練習問題は,ほとんど覚えてしまったのだという。
 
 そこで,珠算1級検定用問題をエクセルで作成することにした。
 
 ルールは,http://www.syuzan.net/shuan/kangaekata.htmlのとおり。
 
 1級の場合は,
  みとり算 10桁10題の足し算が6問,加減算が4問,うち1問は答えがマイナス(補数)
  かけ算  実(5から7桁)×法(4から6桁)で,実+法が11桁 20問
  わり算  実(規定なし)÷法(4から6桁)=商(4から6桁)で,法+商が10桁 20問
となっている。結構ややこしい。とてもいちいち考えて作ってはいられない・・・

 で,乱数を使ってエクセルに問題を作らせることにした。
 みとり算は,10桁の整数を適当に発生させる。負の数字の場所は前もって決めておく。補数の発生はコントロールできないので,補数が1個の場合のみ印刷するようフラグで判断させる。
 わり算の「法+商が10桁」は,答え(商)と法を先に決めておき,逆算で実を決定する。端数処理は,逆算した実に適当な数を足す。(どうせ割り切れないのだから)
 かけ算は,特に工夫の必要なし!
 
 さて,この話の肝は,指定桁の数値を作ることだ。
 
 で,ユーザー定義関数を作ることした。
 イメージとしては,「=ユーザー定義関数名(整数部の桁数,小数部の桁数)」とやれば,「1,234.56789」と出てくる感じである。
 

指定桁の数字を作成するユーザー定義関数

Function SubgetRand(j As Integer, k As Integer) 'j 整数部桁数 k 小数部桁数 固定桁実数を求める

Application.Volatile' 自動計算ON

getranda:' 整数部の処理
If j = 0 Then a = 0: GoTo getrandb:' 整数部が0桁なら小数処理へ飛ぶ
a = Int(Rnd() * 10 ^ j)' 0.123456...*10^3=123.456... intで123
If Len(a) < j Then GoTo getranda:' rnd()=0.0001...*1000=0 の場合はやり直し

getrandb:' 小数部の処理
If k = 0 Then b = 0: GoTo eee:' 整数部が0桁なら小数処理へ飛ぶ
b =val (Left(Rnd(), k + 2))' 0.1200053456789 右から0.+k桁   0.000123456 3+2桁だと0.000 これを数値化しbに代入
If Len(b) < (k + 2) Then GoTo getrandb:' 桁が足りなければ,もう一度  

eee:
p = Val(a) + Val(b)
If (j = 0) * (p > 1) Then GoTo getrandb:
SubgetRand = p
End Function

 このコードの肝は,(Left(Rnd(), k + 2)と Len(b)の振る舞い。
 いずれも文字列操作の関数で,「0.」を2文字と扱う。ここまでは,ちょっとWebを調べればわかる。
 問題は,Rnd()で発生した数値が0.1200304で,4桁指定(結局6桁)であった場合,「0.1200」も4桁と扱ってしまうことだ。
 この場合,「1,234.560」なんて数字が7桁として発生してしまうことになる。
 このため,Val()をかませてある。

 乱数を使っている為,時々しか不都合が発生せず,問題を追い詰めるのに,結局1日費やしてしまった・・・
 
 息子にやってもらったところ,早速クレームが付いた・・・
 
 整数同士のわり算の場合は,答えは必ず整数で割り切れるのだそうだ・・・
 
 「珠算検定試験の出題にあたっての基本的考え方」(http://www.syuzan.net/shuan/kihon.htm)にはない,暗黙のルールなのだそうだ・・・

 と,いうわけで,印刷イメージは,mondai.pdf

だ。 なお,解答ありと解答なしを同時に印刷することになっている。

2009年1月17日

命の部首

inotinokannji.jpg  「命の中に人がいる」というキャッチコピーの提案があった。  で,恥ずかしながら,どこに人がいるのかわからなかった・・・

 説明を聞いているうちに,命の部首を「ひとがしら」(屋根の部分)とみなして,このコピーを作ったらしい,とわかってきた。
 (ちなみに,5年生の息子に聞くと,この部首は,「ひとやね」と(塾では)教えているらしい。)

 しかし,生命という意味での命は,人に限らず,狸でも牛でもあるわけだから,「人」でくくるのは無理がありそうな気がする・・・
 というわけで,とりあえずインターネットで調べてみたが・・・

 「令」は「ひとがしら」で分類されているようだ。
 しかし,「命」は「口」で分類されている。
 一般的な解釈は,http://ja.wiktionary.org/wiki/%e5%91%bd
  人が集まって神託を受けるの意。
  又は、「令」(人が跪いて聞く)+「口(神器)」の意(白川)

 帰宅して,上田万年先生の大字典に聞いてみると,
  「口と令の合字 天使の令を人民に伝え,その令に従わしむること。故に令と口を合す。令は又音符。」
と,簡明かつ断定的にご教示いただいた。

 とはいえ,部首も辞書や教科書によって,「わかれ」があるようだし,合体漢字もどきの入試問題もある時代だから,目くじらたてるほどのものではないのかもしれない・・・

上田万年先生の大字典
http://www.amazon.co.jp/%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E6%96%B0%E5%A4%A7%E5%AD%97%E5%85%B8-%E4%B8%8A%E7%94%B0-%E4%B8%87%E5%B9%B4/dp/4061231405


部首
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%A8%E9%A6%96
部首(ぶしゅ)とは、漢字を構成する字形要素の一つである偏旁を、漢字を分類する際の基準として定めたものである。すべての漢字は必ず、いずれかの部首に所属する。後漢の許慎の著で紀元100年/永元12に成立した『説文解字(せつもんかいじ)』以来、字書では見出しとなる漢字を部首ごとにまとめて配列するのが一般的である。

部首の本義は、漢字を部によって分類したときの、その部の最初の文字という意味である。部によって分類すると、その最初にはその部の部分だけによって成り、何の変形もしていない字がその部の代表として置かれる。この字を部首と呼ぶのだが、それを元に行った分類法自体も「部首」と呼ぶようになったのであろう。

古い辞書や参考書等において、我々の考える部首のことを「偏旁冠脚」(へんぼうかんきゃく)または「偏旁」という別称を用いる場合が散見される。これは現象としては逆で、現代日本において「部首」という言葉が「偏旁冠脚」の意味を混用するようになったためである。上記のようにもともと部首とは分類名・分類法のことであり、漢字のパーツを意味する言葉は「偏旁冠脚」であったが、現代日本において「部首」という言葉でパーツの意味を表すようにもなっている。

[編集] 学校教育における部首
中学校の国語においても、教科書によって部首の定義は分かれている。使用者の最も多い光村図書の現行の教科書(中学一年)では、「作・今・人」などの漢字について、「これらは、人の動作や状態に関するものが多いので、『人』の部にまとめられている。このときの『人』を部首という。」と書いている。これは、上記の「漢字を部によって分類したときの、その部の最初の文字という意味である。部によって分類すると、その最初にはその部の部分だけによって成り、何の変形もしていない字がその部の代表として置かれる。この字を部首と呼ぶ」という考え方に近い。一方、三省堂の教科書(中学一年)では「部首とはいくつかの漢字に共通している、漢字の一部分のこと」と定義している。この考えに立てば、「作」の部首はにんべんであるということになる。これは、上記の「『部首』という言葉が『偏旁冠脚』の意味を混用するようになった」現状を追認したものといえる。ほかの教科書も、この考え方に立っている。なお光村図書の教科書では、上記引用部に続けて、「部首のあつかいは漢和辞典によってちがうこともあるので、注意する必要がある。」という断り書きを載せている。


[編集] 部首分類の歴史
初めて漢字を部首によって分類したのは『説文解字』である。『説文解字』は篆書体(小篆)の漢字を540の部首に分けて体系付け、その成り立ちを「象形・指事・会意・形声・転注・仮借」の6種(六書;りくしょ)の原理に従って解説したものである。

『説文解字』の部首分類は、漢字の意味をその構成部分の持つ意味によって体系化することを目的としたものである。その上、ある漢字を元にして派生した漢字が1字でもあれば元になる漢字を必ず部首として立てるという方針で編纂されているため、「殺」や「放」などの形声文字も部首として立てられている。部首の数も非常に多く、「一」から「十」までの数字、「甲」から「癸」までの十干、「子」から「亥」までの十二支がすべて部首になっている。部首の配列法は意味の関連と字形の関連によっているが、数の冒頭である「一」で始まり、十二支の末尾である「亥」で終わるもので、陰陽五行の理念の影響を強く受けている。そのため、部首分類を利用して目当ての字を探し出すことは極めて困難であった。

以後、『説文解字』に倣って、部首によって漢字を分類した書物(これを字書と呼ぶ)がいくつか作られた。『玉篇』(542部首)、『類篇』(540部首)などの字書は、親字が楷書体となり、字解の内容も漢字の成り立ちでなく字義を中心としたものに変わっている。しかし、取り上げられている部首は『類篇』では『説文解字』と全く同じであり、『玉篇』でも違いはわずかである。そのため、検索については『説文解字』と同じ欠点を持っていた。

中国では、長い間、検索の利便性の点から、漢字を部首別に並べた字書の配列よりも、漢字を韻目順に並べた韻書の配列の方が多く利用されてきた。部首分類の祖である『説文解字』も、南宋の時代に部首を韻目順に並べ替えた『説文解字五音韻譜』が出るとたいへん広く使われ、一時は『説文解字』というとこの本のことを指すほどであった。『佩文韻府』(はいぶんいんぷ)や『隷辨』(れいべん)などが韻目順であるのは、検索にもっとも便利であるからである。

その後、遼の僧侶行均の『龍龕手鑑』(りゅうがんしゅかん)(242部首)、金の韓孝彦・韓道昭の『五音篇海』(444部首)など、部首の数をしぼって索引の便を図った字書が出た。特に『五音篇海』は同一部首に属する漢字の画数順配列を(部分的にではあるが)採用している。しかし、これらの字書では、まだ部首自体の配列順に画数順は採られておらず、『龍龕手鑑』では部首を韻目順に配列し、『五音篇海』では五音三十六字母の順、すなわち部首字の子音順に配列する方式が採られていた。


[編集] 画数順の214部首
現在の画数順に214部首を並べる形は、明の万暦43年(1615年)、梅膺祚によって編纂された『字彙』によって初めて行われた。『字彙』は部首の配列順及びその部首に属する漢字の配列順をすべて画数順とした画期的な字書である。それ以前の字書に多く見られた所属文字の極めて少ない部首を大胆に統合したこともあって、本書の出現によって字書による漢字の検索は以前に比べて極めて容易になった。

『字彙』による所属文字の少ない部首の統合の実例を見てみよう。『説文解字』では「男部」に「男、甥、舅」の3字が属するが、『字彙』では「男部」は廃止され、「男」は「力部」に、「甥」は「生部」に、「舅」は「臼部」に移っている。「甥」も「舅」も形声文字であり「生」「臼」はその音符、「男」は意符にあたる。詳しくは「部首分類の実際」の項で説明するが、形声文字の部首はその意符の部分であるのが原則である。であるから、理屈の上では、『説文解字』のように部首を「男」とする方が正しい。しかし、『字彙』はあえて理屈によらないことによって所属文字わずか3字の「男部」を廃止し、結果として検索をより容易にしている。

このように、『説文解字』の部首が漢字を意味により分類し体系づけることを目的としているのに対し、『字彙』の部首は漢字を検索するための形態による分類の道具、という面が強い。しかし、全体的には意味によって漢字を分類するという要素も残している。

日本の漢和辞典の多くは、『字彙』の配列順におおむね従った『康熙字典』の214種類の部首による分類を基本にしている。なお、『字彙』の部首と『康熙字典』の部首の配列の違いは、『字彙』が5画部首の冒頭を「玉玄瓜」の順としているのを、『康熙字典』が康熙帝の御名「玄」を5画部首の冒頭にするために「玄玉瓜」の順に改めているなど、2ヶ所に過ぎない。それぞれの漢字の部首の決め方は、『字彙』がどちらかというと字形に傾いているのを、『康熙字典』はやや字義優先に修正している。

なお、これらの214部の分類で、同画数の部首の配列順序には、全体を貫く原則は存在しない。しかし、2画では「人」「儿」「入」「八」部が、3画では「土」「士」部が、4画では「日」「曰」部が並んでいるように類似の部首を並べる配慮がされているほか、4画で「牙」「牛」「犬」部が並んでいるように意味の類似した部首をまとめようとしていることも窺える。

日本の漢和辞典の多くは、『康熙字典』の部首の配列順序をおおむね踏襲しているが、現代中国の漢字辞典は同画数の部首の配列順序は筆画順に配列されているものが多い。


[編集] 部首分類の実際
『康熙字典』では原則として部首を意符に基づいて分類しており、例えば

読・計・詩・訂・訓・話・誓・變・誾
という九つの漢字は、すべて「言部」という部首に属する。

部首は、原則として文字のグループに共通する意味を表すので、部首のつく位置は必ずしも一定していない。たとえば「鳥」が「鴃(もず)」のように偏となることも、「鶏(にわとり)」のように旁となることも、「鳧(けり)」のように冠となることも、「鶯(うぐいす)」のように脚となることもあるが、どの位置についてもそれが「鳥部」の字であることに変わりはない。上記の「言」は偏になることが多いので「ごんべん(言偏)」と呼ばれているが、「誓」などのように偏以外の位置につくこともあり、そうしたものも「言部」の字であることに変わりはない。

漢字の90%以上を占める形声文字は、意味を示す「意符」の部分と、音を示す「音符」の部分によって成っている。形声文字では部首の部分が意符となることが多いため、部首の部分を比較的容易に見つけることができる。

たとえば、「放」の字は「方」が音符なので意符は「攵」、したがって「攴部」に属する。「牧」の字は「攵」が音符なので意符は「牛」、したがって「牛部」に属する。「閥」の字は「伐」が音符なので意符は「門」、したがって「門部」に属する。「聞」の字は「門」が音符なので意符は「耳」、したがって「耳部」に属する。

しかし、会意文字では、構成要素がいずれも「意符」にあたるため、そのうちのどれが部首になるかの判断は困難である。たとえば、「相」は木と目の会意文字である。「木部」「目部」のどちらでもいいようであるが、康熙字典では旁の「目部」に属するため、検索が困難になっている。なお、説文解字でも「相」は「目部」に属する。「男」は田と力の会意文字であるが、康熙字典では脚の「力部」に属する。しかし、説文解字では「男部」が立てられている。

『康熙字典』の部首は、214種に限定されているため、検索の便を図るため、字義と関係なく、似た字形を持つ部首に帰属させたものもある。象形文字は本来部首になるべきものであるが、その象形文字を意符として作られた漢字が存在しない場合や極めて少数である場合には、部首を立てても検索をいたずらに困難にするだけである。そのため、象形文字は、「甲」「申」「由」がいずれも「田部」に属するように、字義と無関係な部首に属する場合が多い。また、部首の中には「亠部」のように、字源ではなく字形によって分類することによって検索に役立つことだけを目的に立てられたものも一部含まれている。

部首分類の実際の方法には明確な規定はなく、同一の漢字の部首が辞典によって異なることがしばしば見られる。分類の仕方は大きく、字形で配列する、字義で配列する、の2種類に分けられる。康熙字典は字義を重視した配列であり、日本の漢和辞典の多くは基本的にそれを踏襲している。その中で、『新明解漢和辞典』などの、長澤規矩也編の三省堂の漢和辞典は、字形を重視して配列を行っている。

中国の漢字辞典も、現状では字義を重視して康熙字典に準じた部首を採用するもの、字形を重視して索引の便を図るものの両者が並立している。


[編集] 新字体の部首
現在の日本では当用漢字及び常用漢字の新字体によって部首の字形が変形したもの、全体を簡略化したもの、従来の字の一部分を省略したものがある。そのため、「万」(旧字は「萬」で、従来の部首は「艸部」)、「声」(旧字は「聲」で、従来の部首は「耳部」)などのように、従来の部首では不自然であり、検索ができなくなってしまった漢字が存在する。これらについては、各漢和辞典によって若干の修正がなされている。一方で「円」のように、字体は変わっても多くの漢和辞典では元の字体(圓)の部首「囗」に属させているような例もある。ちなみに「円」は、新字体字形による分類では、「冂」に属することが多い。

しかし、今日でもどの部首を立てるか、またどの部首に配列させるかは、各漢和辞典によって一定しない。


[編集] 画数の数え方
漢字の画数を数えるときは一筆で書ける点画を1画と数える。これは、部首においても同様である。

部首の中には通常の明朝体と違う画数が定められているものがある。たとえば、「瓜部」は通常の明朝活字の通りに画数を数えると6画になるが、康熙字典では5画の部首とされている。

中国と日本では、部首や部分の画数が違う場合もある。例えば、「こざとへん・おおざと(磨j」は康熙字典では3画に数えるが、現在の中国では2画、日本では3画となっている。なお、「磨vを初めて3画と数えた『字彙』の凡例には、2画部首の「卩」と区別するために3画と数えたという旨が書かれている。「鬼部」は康熙字典では10画の部首であり、日本では10画に数えるが、現在の中国では9画である。これは、中国では日本で4画目としている縦画と7画目としている左払いをつなげて書く字体が正式な字体とされているためである。

また、「臣部」は、康熙字典では左の縦画と下の横画をつなげて6画と計算され、現在の中国でも6画としているが、現在日本では7画と教育しているため、漢和辞典によっては7画の部首としていることがある。


[編集] 部首の変形
「心部」の字は部首が偏になった場合は「情」「性」「憎」のように変形して3画の「ト_」の形になる。これを「りっしんべん」と呼ぶ。しかしこれも部首が脚になった「慕」の「・」(したごころ)と同一の「心部」の字である。偏になって「ト_」となった場合も、「心」の形である場合も、部首は「心」であることに変わりはない(なお、「慕」の下部は「りっしんべん」に一点が加わった形である。)。

そもそも、初めて漢字を部首によって分類した『説文解字』では、親字が篆書体であったため、「心」も「ト_」も同形であった。「心」と「ト_」の字形の違いは、篆書体から隷書体に書体が変化した際に生まれたものである(この際の漢字の字形の大きな変化を「隷変」と呼ぶ。)。

従って、楷書や明朝体を使用するようになった現在でも、多くの字書では、部首が変形したものを本来の部首に所属させている。そのため、「胴」「胸」など「月(にくづき)」が付く字が、4画の「月部」でなく6画の「肉部」に属するなどの一見不自然な状態が生じている。


[編集] 部分の構成要素
部分は構造により二つ以上に分かれることがある。基本的な部首の区分けとしては以下を参照。

偏(へん):左に位置する。
旁(つくり):右に位置する。
冠(かんむり):上部に位置する。
脚(あし):下部に位置する。
構(かまえ):全体を包むように位置する。
垂(たれ):上部から下部に垂れ下がるように位置する。
繞(にょう):左から下部にそって位置する。
偏旁は元になった文字とは形が違う(変形している)こともしばしばある。例えば、「示(しめす)」という部首は、常用漢字及び楷書においては「;y(しめすへん)」(カタカナの「ネ」の形)となる。


2009年1月15日

炊飯器 三洋 ECJ-JG10 ゲット

NH_ER10.jpg 仕事から帰ると,妻が,  「炊飯器でご飯が炊けなくなった。スイッチさえ入れば炊けるんだが,肝心のスイッチが入らなくなった。」 と宣う。

 東京に持って行ったわけだから,この象印のNH-ER10は,すでに9年以上は活躍したことにはなる。
 ネットで検索をかけても,交換パーツとしての内釜(9000円程度)は出てくるが,本体はメーカーのページにさえ出てこない。

 で,価格コムで売れ筋順に検索かけたリストを握って,ヤマダ電機に急行した。

 週末になれば,また下がる気もするが,明日の朝飯を欠かすわけにもいかないので,リスト第2位の三洋ECJ-JG10を25,800円でゲット。

 この機種の能書きはこちら。
 http://www.e-life-sanyo.com/products/ecj/ECJ-JG10_N/index.html
 カタログ
 http://www.e-life-sanyo.com/support/catalog/pdf/ECJ-XW_JK_JG.pdf
 こだわりシリーズ・[圧力IHジャー炊飯器] かまど技への挑戦!
 http://www.e-life-sanyo.com/kodawari/ihjar/index.php
 
 価格.comのレビューはこちら
 http://review.kakaku.com/review/21255010823/ 
 ついでに,炊飯器の選び方のポイント
http://allabout.co.jp/gm/gc/1/


 これで,この週末は,息子と炊飯器の分解を行うことになる。
 さて,明日の朝ご飯が楽しみだ・・・
 

2009年1月 9日

システムの復元 自分用メモ

 おもちゃパソコンが,いつの間にかアップデートされていて,IEが勝手に7になっていた。
 べつにIE6をブラウザとして使っていたわけではないが,そのせいで,動かなくなったソフトがいくつか出てきたので,6に戻そうと思ったのだが・・・

 たしかIEは,システムに食い込んでいるので,一度バージョンアップしたら取り除けない時代があった・・・でも,EUで排他的とかで制裁を食らって,それからどうなったんだっけ・・・

 と,言うことで,調べてみた。

○XP付属のIE6.0を削除するには?
http://questionbox.jp.msn.com/qa165335.html

 IE6は,システムそのもの,ということで,削除できない・・・でも

○Internet Explorer 7 を削除する方法
http://support.microsoft.com/kb/927177/ja

 Internet Explorer 7 をアンインストールし、元のバージョン 6 に戻すには以下の 2 つの方法があります。なお、これらの手順の後に Internet Explorer 6 をインストールしなおす必要はありません。
方法 1 : [プログラムの追加と削除] から削除する
方法 2 : フォルダからアンインストーラを実行する

方法1でやってみた。
確かにIE7は削除されたのだが,アイコンをクリックしても,IE6が立ち上がってこない・・・
消されているはずはない(だって,システムそのものだから,消されていたら,システム自体が立ち上がらないはず)・・・
更に探す・・・

○IE7からIE6に戻す方法
http://torolog.exblog.jp/605752/
 
おお・・・システムの復元 
 半信半疑で12月1日まで戻ってみる・・・おお,シャットダウンまでいった・・・
 でも,待てど暮らせどシャットダウンしない・・・何度やっても,同じだ・・・
 あれ,AVASTを切ってみるかな,ついでにFWも・・・
 あ,進んだ・・・

 というわけで,システムはめでたく12月1日の状態まで戻り,そのために無線LANの設定もやり直す羽目になったが,ちゃんとIE6が戻ってきた。
  
 しかぁし・・・

「IE7を削除できなくなる」――Windows XP SP3適用上の注意点
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080508/300912/

 おまけで

なぜ「システムの復元」は切り札なのか?
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20081107/318754/

2009年1月 8日

片栗粉

katakurinohana.jpg 息子が最近,テレビで見た片栗粉の実験に夢中になっている。  生協で,100g98円の片栗粉を5袋買ってきて,でかいパックに水と混ぜて入れて,手を突っ込んでは遊んでいる。  なんだか,学校でいろいろあるらしい・・

 しかし,ジャガイモの粉なのに,何で片栗粉なんだろう・・・
 栗の片っ方で作ってあるはずだ・・
 などと茶々を入れても構ってくれないので,調べてみた・・・

片栗粉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 片栗粉(かたくりこ)は、植物のデンプンを精製した調理用の粉
 本来はユリ科の多年草カタクリ(片栗)の鱗茎から得られるデンプンで作っていた。
 現在では市場に出回っている片栗粉の大半はジャガイモから取ったデンプン
 カタクリから取った本来の片栗粉の生産量はごくわずかで非常に高価である。

 息子のはまっているのは,強い力でたたいたりすると堅くなるが,ゆっくり力を加えると,どろどろのまま,という現象
 ダイラタンシーというらしい・・・

ダイラタンシー 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 ダイラタンシー(ダイラタントとも、英:Dilatant)とは物理学の運動の一種である。
原理
 物体にずり応力(物体の中にかかる力)が発生して、液体の状態から固体に変化する現象
 この現象が起こる物体を「ダイラタンシー流体」という。
 ダイラタンシー流体は粒子が小さいため力を加えて粒子が密集すると粒子の間の隙間が小さくなり、強度が増し固体になる。
 しかし力を加えるのを止めると再び粒子の間の隙間が広がり、元の液体に戻る。

語源
 イギリスの物理学者のオズボーン・レイノルズがこの現象を発見
 英語で「膨らむ」を意味する「dilatancy」が語源

ダイラタンシーの作り方
 水に片栗粉かコーンスターチを入れて、しばらく混ぜる。

流体の構造
 ダイラタンシー流体の粒子は隙間の空間が最も小さくなるように並んでいる。
 この並び方を「最密充填」という。
 スーパーにリンゴやミカンがピラミッドのように高く積まれていることがあるが、この積み方も最密充填である。
 これは1611年、ドイツの数学者・天文学者のヨハネス・ケプラーが最密充填が最も空間が少ないと推測した。
 1997年にはアメリカ・ミシガン大学のヘイルズが数学的に証明した。
 片栗粉や千里浜の砂を水に混ぜると最密充填の詰まり方になり、粒子と粒子の間に水があり潤滑剤の役目をして液体のように流れる。
 最密充填は上からの力に弱く、上の粒子が下の粒子と反発して動かなくなる。
 上側にある水分が下側に移動して上側が固体になるのである。

カタクリ粉の現状に迫るによると,カタクリの花は希少な群生で,滅多に入手できないらしいです。

2009年1月 4日

iTuneに見るアップルの唯我独尊夜郎自大 その2 自分用メモ

nano-black.jpg

 Windowsから普通に再生できるのに,iTuneに登録されないMP3がある。
 問題なのは,登録に失敗しても,何らのメッセージも出さないこと・・・
 同期を取ってから,さて聞いてみようと探しても,どこにもない・・・
 
 どうやらタグの問題らしいのだが・・・


● iTunes:一部 MP3 ファイルを認識できない
おるけ氏より, iTunes に関して,QuickTime Player や SoundApp などで再生できる他のエンコーダで作成した MP3 ファイルを認識できず,登録できない場合があるとお知らせいただいた.
氏が当該ファイルのヘッダを調べたところ (Mpeg/Audioフレームヘッダとは),ヘッダの最後 2 ビットにある「エンファシス」という項目が"10"なっているもの (データが FFFB xx 02 のような値になる) について無視されているものと思われた ("10" は予約値であり使われていない. iTunes はここに"10"が入っていることで不正なファイルとみなしてしまうものと考えられる).
「対処法」
・ CD など音源がある場合は iTunes で再エンコードする.
・不正なビットをクリアする. ("00" に書き直す)
ヘッダを書き直すには,氏の場合, Windows で以前に作成した MP3 ファイルに問題が起きたため,Windows で動作する Set MP3 Flag というツールで修正したとのこと. Macintosh の場合,データフォークを編集するフリーエディタで行えばよいと思うが,専用のソフトウェアがあるかどうか私には分からない.


ipod のファイル・フォルダ構成
MP3のヘッダのフォーマット
mp3ビットストリームの構造
iTunes for Windows まとめ


残念ながら,上記の再エンコを除くいずれの方法を用いても,解決できなかった・・・
さすが,アップルである・・・

2009年1月 1日

謹賀新年

2009横.jpgのサムネール画像


錦江湾から盛夏の桜島を望む